衛星打ち上げ半額 [日経新聞]
- 官民一体で、新興国向けの安価な小型衛星を製造販売する。NECが東京都内に国内最大級の衛星工場を新設。1.2トン程度の小型衛星を同時に8基製造可能となる。製造工程の一貫化と部品の標準化で、コストを2割削減の60~80億円程度とする。
- ロケットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とIHI子会社が開発する。国産ロケット「H2A」の補助ロケットを活用することで、費用を「H2A」の3分の1以下に抑える。打ち上げの自動化、点検や管制業務の簡素化で、2017年以降に、打ち上げ費用30億円以下での打ち上げが可能となる。
- 年間13兆円といわれる宇宙ビジネスは、米欧勢が先行している。小型衛星は、アジアなどの新興国を中心に需要が見込める。現行の衛星と打ち上げのコストを半分程度にすれば価格競争力がつく。政府開発援助(ODA)を含め、官民一体の売り込みを図る方針だ。
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