今も枯れぬ涙 [毎日新聞]
① 【独自取材】 「今も枯れぬ涙」
- 東日本大震災の津波で亡くなった次女の菅井恵美さん(当時31)夫婦の自宅跡(宮城県名取市閖上)で、田所寿雄さん(65)は祭壇を作り、涙を拭った。そして、「この悲しみは一生消えません」とつぶやいた。
② 【政府広報】 「放射線監視、国主導に」
- 原子力規制委員会の有識者会合は11日、原発事故時の放射線量の監視などに関して、国主導でモニタリングセンターを設置する方針を固めた。現在は、立地道府県や事業者が実施することになっているが、測定データの回収に手間取ったり、消去したりする問題が発覚したため、国が前面に出て調整することにした。
③ 【独自取材】 「それでも一歩一歩前へ」
- 政府主催の東日本大震災追悼式で、福島県の遺族代表を務めた南相馬市の八津尾初夫さんは、「現実を受け止め、一歩一歩歩んで行く」と、津波で犠牲になった妻一子さん(当時58歳)に誓った。前を向いてほしい。妻はそう望んでいると思い、選んだ言葉だった。
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