米満、金 [朝日新聞]
- ロンドンオリンピックの最終日(第17日)の12日、レスリング男子フリースタイル66キロ級で、米満達弘が金メダルに輝いた。レスリング男子の金は、1988年のソウル大会以来、28年ぶり。
- ウィニングラン。米満達弘の長い腕が、日の丸を大きく掲げた。決勝戦の第1ピリオド。インドのクマールは十分警戒していたはずだが、米満の伸ばしてきた手を振り切れなかった。リーチの長さは攻撃力を発揮する。それに加えて抜きん出た跳躍力。この2つがタックルの成功率を高めている。第2ピリオドは一点、豪快な技を決めた。体の柔らかさを活かし、相手の下に低く潜り込み、相手を肩で担ぎ上げ、ドスンと音をさせて叩きつけた。「イメージしていた通りにできた」。26歳は、にっこり笑った。
- 第16日の11日は、ボクシング男子ミドル級で村田諒太が金メダルを獲得した。ボクシングの金メダルは、1964年の東京大会バンタム級の桜井孝雄以来、48年ぶり。今大会の日本のメダルは38個となり、アテネ大会の37個を上回る史上最多を更新した。
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