村田と米満「金」 [毎日新聞]
- ロンドンオリンピックは最終日の12日、レスリング男子フリースタイル66キロ級の米満達弘が金メダルを獲得した。レスリング日本男子では1988年のソウル大会以来28年ぶりの金。また16日目の11日には、ボクシング男子ミドル級の村田諒太が、1964年東京大会を制したバンタム級の桜井孝雄以来48年ぶりとなる2人目の日本人金メダリストになった。
- 米満が重かった扉をこじあけた。日本レスリング協会が4年間取り組んできた強化策が、オリンピックの最後に成果となって表れた。東京大会では5つの金メダルを取り、かつては「お家芸」と呼ばれたこともあった。だがバルセロナ、アトランタ、シドニーでは、メダル1つがやっと。徹底した体力強化を軸にした。どこの国よりも厳しい練習に選手たちがついていった。米満の金メダルは、日本選手団にとってオリンピック史上最多の38個目にあたる記念すべきメダルとなった。
- 12日の男子マラソンでは、後半勝負に徹した中本健太郎が2時間11分16秒の6位で、日本勢2大会ぶりの入賞を果たした。閉会式は12日午後9時に開始。参加204ヵ国・地域すべてから女性選手が集まり、力を競い合った26競技302種目の熱戦に幕を下ろす。
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