教職大学院、半数定員割れ [讀賣新聞]
- 教職大学院の2012年度の入学状況は、全国25校のうち13校で定員割れとなっていることが、読売新聞の調べで判明した。13校で、入学者数が定員に対して60~95%で、25校全体の総定員815人に対して782人(96%)だった。
- 教職大学院は、高度な職業人の養成を目的とした専門大学院で、2008年に新設され2012年までに計3800人が入学している。学力向上からいじめまで、教育現場が抱える様々な問題に対処できる専門性を持つ教員養成を目指している。しかし、大学院を卒業してもメリットが少ないのが課題となっている。教職採用試験での優遇措置がほとんどなく、現役教員が修了しても待遇などは変わらない。
- 民主党は2009年のマニフェストで、教員養成期間を現在の4年から6年とすることを掲げている。中教審も、教職大学院を地域に普及させて、教員養成体制の充実を図ることを提言している。文科省は、「教職大学院の修了者の『満足度が高い』という声が多い。まずは学生や教育委員会に教職大学院の利点を知ってもらうことが必要だ」としている。
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