尖閣、国が直接購入へ [日経新聞]
- 政府は、尖閣諸島の3島を9月中旬に地権者から直接購入する方向で最終調整に入った。現在は個人が所有し、総務省が賃貸している魚釣島、北小島、南小島を20億5千万円で一括購入する方針だ。
- 尖閣諸島は5つの島と3つの岩礁から成る。5島のうち大正島は国有で、久場島は防衛省が借り上げている。残りの3島が今回の買い取り対象となる。国有化後は、海上保安庁を管轄する国土交通省が保有する。
- 先に購入に動いていた東京都は、漁船の退避設備を整備することを国有化容認の条件に挙げていた。しかし政府は、悪天候時に外国船の施設利用依頼を拒めず、かえって外国人の上陸を増やしかねないとして、同設備の整備は見送る方針だ。このため、石原新太郎都知事らが反発する可能性もある。
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