「2030年代原発ゼロ」決定 [讀賣新聞]
- 政府は14日、エネルギー・環境会議を開き、「2030年代原発ゼロ」を目標に掲げる「核心的エネルギー・環境戦略」を決定した。
- 同戦略の骨子は、以下の7点となる。①2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入、②原発の40年運転規制の厳格適用、③原子力規制委員会が安全性を確認した原発は重要電源として活用、④原発の新増設は行わない、⑤使用済み核燃料の再処理事業を継続、⑥「もんじゅ」の実用化を断念、⑦国際機関や諸外国と緊密に協議し政策を不断に見直し―。
- 原発ゼロを掲げながら、原発を重要電源と位置付け、使用済み核燃料の再処理を継続するなど、矛盾する方針が盛り込まれた。再生可能エネルギーを2030年までに2010年比の3倍にする高い目標を掲げる一方で、電気料金の増加、火力依存体質の強まり、地球温暖化対策への逆行など問題が多く、原発ゼロを実現するための道筋は示せていない。
コメント 0