対中ビジネス減速 [日経新聞]
- 中国企業に対するM&Aは、2012年7~9月で5件(金額ベース56億円)、同4~6月の75%減(金額ベース7割減)となった。リーマン・ショック後の2009年4~6月以来の低水準となった。
- 日本企業による海外M&Aは過去最高のペースで続いている。その中で対中投資の減速が鮮明となった背景には、中国の景気減速がある。2012年の経済成長は13年ぶりに8%を割る見込みだ。人件費の上昇により、生産拠点としての魅力が後退している要因もある。
- 尖閣諸島を巡る反日の動きで、投資案件の遅れや破談などの影響が出ている。出店計画の見直しや、工場の生産調整・増産投資の抑制などの動きもある。対中投資や生産活動の停滞は、中国景気を一層冷やし、国内経済にも悪影響を与えかねない。
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