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再生医療、危うい倫理 [東京新聞]
- どんな細胞にも変化する万能型のiPS細胞をもとに、動物の体内で人間の臓器を作り出す研究が進んでいる。山中教授のノーベル賞受賞でiPS細胞の応用に期待が集まる中、人間と動物の境界が曖昧になるという倫理問題が浮上している。
- 一例として、ブタの体内で人間の膵臓を作るやり方は、以下の通り。①人間のiPS細胞を作製、②膵臓になる前の「前駆細胞」に培養する、③ブタの胎児に移植手術をする、④ブタの膵臓ができないように操作する、⑤人間の膵臓を持ったブタができる―。
- 試験管の中で丸ごと臓器を作るのは難しく、臓器の形成には動物を活用するのが早道だ。しかし技術が進めば、人間の脳細胞の動物への移植などで、動物と人間の境界が曖昧になり、やっていいことといけないことの線引きの問題が生じる。山中教授も、どこまで進めて良いか、国民的議論が必要だと訴える。
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