JXエネ、室蘭製油所停止 [日経新聞]
- 政府は、原油を処理する精製能力の実質的な削減を求めている。石油製品国内需要が低迷し、アジア企業との競争激化もあり、業界の経営環境が厳しいためだ。石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーが、大型設備の廃棄に踏み切る。
- 石油元売り大手の石油精製能力の削減の動きは、以下の通り。▽JXエネ=室蘭製油所の石油精製を停止(2014年3月までに実施)、約13%の精製能力(日量18万バレル)を削減、▽出光=徳山製油所の石油精製を停止(2014年3月に実施)、約19%の精製能力(日量12万バレル)を削減、▽コスモ=坂出製油所を閉鎖(2013年7月に実施)、約22%の精製能力(日量14万バレル)を削減、▽昭和シェル=扇町工場を閉鎖(2011年9月実施)、約23%(日量12万バレル)を削減―。
- 国内の販売シェアが35%の最大手のJXエネが停止することで、3社合計で日本全体の精製能力の約1割(日量44万バレル)が削減されることになる。政府は、「エネルギー供給構造高度化法」に基づき、2013年度末までに石油会社に実質的な精製能力の削減を義務付けている。
2012-10-28 22:15
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0