東電、福島に『復興本社』 [日経新聞]
- 東京電力は2日、2013、2014年度の経営方針の中で、「福島復興本社」(仮称)を来年1月にも福島県に設置することを明らかにした。全社員の1割強にあたる4千人以上が配置され、福島第1原発の賠償、除染、復興支援を一体で進める。
- 東電の2013~14年度の経営方針のうち「福島への償い」は、以下の通り。▽4000人以上の「福島復興本社」を設置し、賠償・除染・地域支援を統合、▽全社員が福島で支援業務(年2~3回福島入りし、年間延べ10万人体制で家財搬出など生活支援にあたる)、▽除染担当を3倍の300人規模に、▽浜通り地区で高効率の石炭火力の増設を検討―。
- 東電は、経営方針として「福島が原点」を表明。「復興本社」は、企画や人事の機能も与え、本社から予算、人員、権限を移す。廃炉では、福島第1原発4号機のプールからの燃料棒の取り出し開始時期を目標の2013年末から1年前倒しする。また、来期の黒字化目標に向け、年1千億円超の経費削減を追加する。
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