CATV大手、電力販売 [日経新聞]
- CATV最大手のジュピターテレコム(JCOM)は、新電力のサミットエナジーと組み、年内にマンション向けの電力小売りに参入する。JCOMは、電気料金を東電より7%程度安く設定し、放送・通信サービスとセットで契約すれば10%程度安くする。
- 電力小売りは、契約電力50キロワット以上のビルや工場などが対象で、新電力は各家庭に直接電力を供給できない。JCOMは、受信契約などで家庭と接点を持っており、新電力からまとまった電力を安く仕入れ、マンションの各戸に小分けすることで、柔軟な料金設定をできる。
- JCOMは、370万の加入世帯を持つ。来春にはCATV2位のジャパンケーブネットと統合し、加入世帯は500万となる。年内にサービスを始め、1年以内に1万世帯への売電を狙う。サミットエナジーは、住友商事の新電力子会社で、火力など自前電源を持つ。自家用発電設備を持つ企業からも安く電力を調達している。
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