SSブログ
 

世界一高い供託金 ~変えたい選挙制度(上) [東京新聞]

  • 静岡沼津市長選で落合秀郷さんが出馬を断念したのは、投開票日の10月28日の1週間前だった。立候補に必要な100万円の供託金を集められなかった。供託金以外にも、50種類近い申請書や証明書を用意し、平日の日中に市役所窓口に提出しなければならない。「組織の利益になる人には資金も集まる。お金集めができる人しか選挙に出られないのか」と落合さんは悔しがる。
  • 供託金は、国政では300万円(比例代表では600万円)まで上がる。他国は、米国、フランス、ドイツ、イタリアは供託金がなく、英国で500ポンド(約6.5万円)、カナダ1000カナダドル(約8万円)、香港5万香港ドル(約50万円)、韓国でも1500万ウォン(約110万円)で、日本は世界一高額だ。
  • 普通に働く人が、立候補という選択肢を取るのは至難だ。2009年の衆院選に立候補した1374人のうち、地方政界17%、政党役員13%、議員秘書9%、官僚7%、実業界5%と、政官財で5割を超える中、会社員はわずか3%足らずの38人だった。東京都知事選、衆院選、参院選と選挙が続く。原発事故を経て、市民は民主主義を問い直し始めたが、民意を託したい人が立補しやすく、選ばれやすい仕組みになっていない。
 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。