選挙改正法案、14日提出 [讀賣新聞]
- 民主党は、選挙制度改革法案を14日に国会提出する方針を固めた。同法案は、衆院選の「1票の格差」是正のため、小選挙区の「0増5減」を盛り込んだもの。国会提出後に、自民、公明の両党と法案の修正協議を行いたい意向だ。同党は、衆院解散に向けた環境整備を加速させている。
- 「1票の格差」是正が可能かどうかは、民自公の3党の修正協議の進み方次第だ。民主党は、比例定数の40削減を盛り込む意向だが、「0増5減」を先行実施したい自公に配慮して、定数削減部分を切り分けて提出する案も浮上している。民主党の安住幹事長代行は、「注意深く野党と話合いながら、出口(結論)を探りたい」と語り、同法案の早期成立に意欲を示す。
- 一方、政府は9日、北朝鮮との外務省局長級の政府間協議を15、16日にモンゴルのウランバートルで行うと発表した。野田首相が狙う年内衆院解散に向け、外交で政権浮揚を図る狙いもあると見られる。また、首相が環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加表明に意欲を示していることには、民主党内の慎重派に反発が広がっており、分裂含みの情勢となっている。
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