かんぽ、100億円不払い [毎日新聞]
- 日本郵政グループのかんぽ生命保険が、民営化後の5年間で、支払うべき保険金計100億円を不払い状態にしていた。金融庁の報告徴求命令を受けて、同グループが再調査したことで判明した。金融庁は、「報告、対策が不十分」として報告命令を解除していないため、新規業務審査にも影響するのは必至とみられる。
- 金融庁が問題にしたのは、契約者から請求がないことを理由に保険金を支払っていなかった事例。本来は契約者に「請求案内」の形で適切な助言をすべきなのを怠っていた。
- 保険金の不払い件数は、計10万件にのぼるとみられる。かんぽ生命は、旧日本郵政公社時代の2003~2007年に、26万7千件、352億円の不払いが発覚している。民営化後も保険金支払い体制に不備があったことが浮き彫りになった。
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